サラマンカ滞在記

3週間ほどのサラマンカ滞在について綴るブログ

新カテドラルに登ろう その①

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前回の記事で紹介したサラマンカの新カテドラルですが、内部の見学以外にも屋根に登ったりすることもできます。

 

今回は新カテドラルに登った際の様子を紹介していきます。写真が多いので、今回は前半後半に分けようと思います。

 

 

 

 

屋根への登り方

カテドラルに行ったときの話をラボの人にしたところ、裏から屋根にも登れることを教えてもらいました。

 

そこで具体的にどこから登るのか(新カテドラルはただでさえデカい上、それっぽい入り口も何個もある)を調べてみましたが、出てくるのは「裏から登れる」「裏側にあって思わず見逃しそうになった」「around the corner」などのクソ適当な非常に詳細な情報ばかり。

 

これらの有益な情報と私のあり余る才能をもって、余はなんとか入口を見つけ、新カテドラルへの登頂に成功したのでした。

しかし、数ある入り口の中から正解を見つけ出すのは、朕ほどの才能に恵まれなかった凡じ世間一般の方々にはなかなか難しいのではないかと思います。

 

そこで今回の記事は、僕のように困る人がもうこれ以上出てこないよう、日本一、いや世界一サラマンカの新カテドラルの屋根への入り口を分かりやすくご紹介しようと思います!

 

サラマンカの新カテドラルの屋根への入口はここです!!!!!

 

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www.google.com

 

北緯40度57分37.6秒 西経5度40分1.1秒!!!!!!

 

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正面から向かって右手側(つまり西側)に回り、角を正確に1回だけ曲がります!そしてすぐ左側(つまり北側)を見ると、ひっそりと、そこはかとなく、凛として気高く、でもどこか寂しそうな、赤い扉around the cornerに見えるはずです!

 

そこが入口です!!!!

 

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せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!

 

 

新カテドラルの屋根への入口はここです!!!!!!!

 

 

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この赤の扉です!!!!!!!

 

 

How to climb the new cathedral of Salamanca and where to find the entrance

You can climb the new cathedral by using your feet.

The entrance is around the corner.

 

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This, simple, ordinary, unembellished, unmistakable, crystal clear, as frank as Frankenstein, as blunt as an atom bomb, red door!!!!!!!!!!!!

 

(出展: デスクリムゾン、AVGN Atari Sports)

 

 

内部の様子(登り始め〜バルコニー)

さて人類で初めてサラマンカの新カテドラルへの登り方を解説する偉業を成し遂げたところで、早速中の様子を見て行きましょう。

 

例の扉をくぐり、受付で4ユーロくらい払います。正確な金額は忘れましたが、地球温暖化とか食糧危機とかに比べれば大したことではないのでいいでしょう。意外と安かったのは覚えてます。

 

 

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そして早速薄暗く、人が一人通るのでやっとの狭さの階段を登ります。

前回正面から入っていったときとは違い、今回は新カテドラルも観光客向けに手加減はしないようです。

 

やはり古くから残る建物は総じてエグめの階段を持ってるのでしょうか。

日本でも、現存天守の階段は戦後再建された城と違って狭くて急ですが、何となくそれを思い出しました。 

 

しかしここの階段は(後半の記事でも書こうと思いますが)とにかく長い。

あのデカい時計台を貫くわけですから、それはもう延々と螺旋階段を上り続けることになるのです。

建物の歴史と階段のエグさは正比例する、という階段エグみ歴史正比例説をここに唱えたいと思います。

 

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ちょっと登ったところで、新歓時期の大学の掲示板みたいな開けた場所に出ました。

RPGのダンジョンだったらここが最初のセーブポイントになっていたことでしょう。

 

 

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 そしてここからは旧カテドラルを上から見下ろすことができます。

前回の記事では写真を撮れなかったがゆえに、現代のエドガー・アラン・ポーと謳われた私の豊富な語彙力でもって中の様子を紹介しましたが、こちらをご覧いただければ分かりやすいでしょう。

 

 

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こちらはですね、新旧あるうちの旧カテドラルの方、これ旧の方かな?や旧やないかもしれへんわ。紹介すんのやめとくわ。確信がないわ。

 

 

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観光客に全く媚びない階段は逆に好感が持てますね。

こんな感じの階段が延々と続きます。この試練を乗り越えた者のみがサラマンカの地で生きることを許されるのです。

 

 

サラマンカ ツヨイヤツ イキノコル。

 

 

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しばらく登って行くとバルコニーに出れます。

 

 

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ここでは屋根の上を歩いて回り、ゴシック様式特有の尖塔も間近で見ることもできます。

 

 

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時計台も真下から見れます。

近づいてみて改めて分かるそのデカさ。

 

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カテドラルの裏側(北側)の風景。奥に見えるのがサラマンカ市内を流れるトルメス川です。

 

ここからの続きはまた次回以降に紹介しようと思います。

 

¡Chao, hasta luego!