スペイン料理を食べに行こう その③ Restaurante Cafetería El Pato Rojo編
今回はラボの近くにあったスペイン料理店のお話です。
Restaurante Cafetería El Pato Rojo
ここはラボの近くの大通りに面していて、昼にはいつも多くの人で賑わっている店でした。
この日は僕以外皆忙しく、珍しく一人でご飯を食べに行くことになった僕は前々から気になっていたこの店に足を運びました。
スペインでのランチにしては遅めの15時半ごろの入店でしたが、それでも店内は多くの人で賑わっています。入り口で突っ立ってても店員さんに気づかれなかったので、只ならぬオーラを漂わせながらズンズン奥へ進んで征くと、ようやく恐れをなした店員さんに気付かれました。そのまま奥の方の空いてるエリアへ通されます。
言葉の分からない土地で一人でレストランに入るのはいつでも勇気がいります。
特にここスペイン・サラマンカにおいては(Mama Lunaがそうであったように)メニューはなく、口頭で今日のメニューを伝えられてその中から選ぶ...という方式の店が多いです。
そんな中でスペイン語がほとんどできない僕が一人でそういうレストランに入るとどうなるか、という事については既に前回の記事で紹介した通りです。
しかしここはちょっと大きめの店です。
きっとメニューもあるだろうし、天(Appst◯re)より授かりしG◯◯gle翻訳アプリがあれば思うがままにスペイン料理を注文できるだろう...そう思っていた時期が僕にもありました。
ないんだな、それが。
さらに悪いことに、僕のスペイン語能力は新しくensalada(サラダの意)を覚えたぐらいで大して向上していません。
店員さん「最初のプレートは★◻︎※〜〜、ensalada、」
朕「ensalada!!!!!(思考停止)」
店員さん「次のプレートは〒$%℃§Å〜〜」
我「(思考停止)」
店員さん「*▲@〜〜」
僕「あ〜⤴︎⤴︎?」
店員さん「あー.....へへへへへw」
小生「......へへへへへw」
何気ない会話で一緒に笑い合える、幸せとはこういう雰囲気のことを言うのではないのでしょうか。
ここで店員さんが別の店員Bさんをthis little party of happinessに連れてきました。
店員さんB「アー、チキン? アー...、フェッシュ?」
店員さんA「フィッシュだよ!!」
店員さんB「フィッシュかぁ〜」
いや喋れたんかい。
つかなんで連れてきた。
少し悩んだ末、内陸のサラマンカなら肉料理だろうと思いフェッシュではなくチキンを頼むことにしました。
後で知ったのですがスペイン語で鶏肉はpollo、ポヨと言うそうです。可愛いですね。
これが最初のensalada。ゆで卵、じゃがいも、トマト、パプリカ、ひよこ豆、オリーブ、ツナを和えた具沢山のサラダです。サラダと聞いて想像した3倍くらいのボリュームがあります。
そしてメインの鶏肉のステーキ。Mama Lunaより値段が上がった分、クオリティも正比例して上がった印象です。ハーブの香り付がよく効いていました。
どうでもいいのですが、水(agua)を頼んだら想像の3倍くらいのサイズで出てきて笑いそうになりました。....へへへへへw
デザートは(これもやはり唯一聞き取れた)helado、アイスです。想像の3倍くらいは尖ってました。
どうでもいいですけどサラマンカではコーン型のアイスはあまり見ませんでした。すげぇどうでもいいけど。
料理が出てくるころにはスペイン感覚でも遅い時間(16時)になっていたので、店員さんが僕の後ろで遅めの昼食をとり始めました。食べていると何やら楽しそうな声が聞こえてきます。
「フィッシュだよ!」
「フィッシュかぁ〜」
いやだから喋れたんかい。つかまだやってたんかい。
会計ではカードが使えました。
またもや店員のおじちゃんに僕のスペイン語で話しかけられましたが、分からないんで曖昧に微笑んでおきました。幸せとはこうい(略)
去り際「¡Muchas gracias!(=Thank you very much)」と言われたので、そこだけは元気よく「Muchas gracias!!!!!!!!」
と言って店を後にしました。
コスパ:★★★★☆(だいぶボリュームあり)
味:★★★☆☆(普通)
品数:★★★☆☆(プレート2つ、デザート1つ、各3種類から選択)
店員さん:★★★★★(Muchas gracias)
フェッシュ:🐟🐟🐟🐟🐟