サラマンカ滞在記

3週間ほどのサラマンカ滞在について綴るブログ

スペイン料理を食べに行こう その② Mamma Luna編

前回の記事で紹介したMamma Lunaですが、実は研究室メンバーの行きつけだったらしく、初来店の次の日から何度も来ることになりました。

 

2度目の来店時は、おっちゃんが僕に気づくなりお前は昨日の!!的な感じで指差して来たので笑顔でHola〜と挨拶しておきました。おっちゃんもまさかcomer(食べる)とarroz(米)しか知らなかった奇怪なアジア人が2日連続で来るとは思ってなかったでしょうね。しかもその後(ちょっとの期間だけ)常連になるという展開は全く予想していなかったことでしょう。まぁ僕もですけど。

 

 

さて連載3回目となる今回は、この愛すべき店で食べた料理について紹介していこうと思います。

 

 

 

 

注文システム

この店の注文システムは、他のよくあるスペイン料理店と同様、前菜、メイン、デザートをそれぞれ3種類の中から1つ選ぶスタイルです。プレート2つにデザートが1つ。プレートは日替わりですがデザートは固定メニューです。入口のところに黒板があって、そこに今日のメニューが書いてあります。最初は気づきませんでした。

 

どうでもいいですが黒板の文字は時々クセがあって、なんて書いてあるか分からない時もあります。でもそういう時は分からないままとりあえず注文してみて、何が出てくるか楽しみにするっていうのもアリなんじゃあないかと僕は思います。結構楽しいですよそういうの。僕はよくやってました。

本当は言葉が分からなかっただけです

 

メニューはテーブルには置いてないので、おっちゃんか娘さんらしき子が聞きに来てくれます。ここでスペイン語が分からないと前回の僕みたいなことになります。でも結構楽しかったですよああいうのも

 

ここは他のスペイン料理店と同じくパンは毎回タダで付いてきます。日本でいう席についてすぐ水がタダで出てくるのと同じノリです。それで逆に水は有料で、頼まないと出てこないというのがよくある話ですが、ここはなんと水が無料です。というかピッチャーが席に置いてあります。Estupendo.(素晴らしい)

 

会計は残念ながらカードが使えませんが、金額はいつも5.8 €(日本円でだいたい700円ほど)と結構お得です。Estupendo.

 

 

料理編

 

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Pasta(英語と同じ、パスタです)

 

アルデンテの概念は無かったのか、芯まで柔らかいパスタです。芯まで柔らかく煮たパスタにトマトソースを絡めた味がします。とりあえず次は無いなと思いました。愛すべき店とか言っておきながら初手から悪口みたいなレビューですが、正直な感想です。他に前菜として頼めるものがあればそっちの方がいいです。

 

 

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Ensalada Russa(ロシア風サラダ)

 

Muy bien. ラボの人からロシア風サラダだよと言われた時は???という感じでしたが、これはだいぶ美味しかったです。角切りにした野菜やジャガイモや豆をマヨネーズで和えて、煎餅みたいなsomething edibleを添えたサラダを現地ではこう呼ぶそうです。スペイン飯ではありませんが、これが前菜の選択肢にあれば僕は間違いなくこれを選ぶでしょう。

 

 

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Sopa de lentejas(レンズ豆のスープ)

 

Lentejas(レンテハス、レンズ豆)をふんだんに使った素朴な味付けのスープ。スペインにおいては典型的なスープだそうです。レンズ豆がこれでもかというくらい入ってて見た目以上にお腹が膨れます。

 

 

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albóndigas(ミートボール)

 

これも割と美味しかったです。意外と味付けは濃くなく、レンズ豆スープで程よく膨れたお腹にはちょうど良い組み合わせでした。

 

 

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setas(マッシュルーム)

 

マッシュルームの煮込み料理?的なもの。

レンズ豆のスープもそうでしたが、これも素朴な味わいです。スペインの典型的な家庭料理ってこんな感じなのかな〜と食べながら思ってました。

 

 

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Cabecero(???)

 

Muy bien.このCabeceroは一般的な名前ではないらしく、翻訳してもheadboardという訳が返ってくるだけでした。味は結構美味しく、肉汁溢れるしっかりした味のステーキでした。満足度は結構高め。それにしても本当は何と呼ぶのが普通なのでしょうか。何故ヘットボードを意味する単語を料理に付けたのか、世界七不思議の一つに入っててもおかしくないと思います。まぁ美味かったからいいや。No hay problema.

 

 

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San Jacobo(ハムカツ?)

 

これはいわゆるハムカツです。日本のそれより衣は断然薄く、油は多め。ナイフで簡単に切れます。これを頼む時は前菜にさっぱりしたものを選ぶといいでしょう。前菜でお腹が膨れてる時はこれくらいのボリュームがありがたかったです。

 

デザート編

 

ここの店はデザートは日替わりではなくいつも同じ3種類です。3種類から1つを選びます。

 

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Natílla (ナティージャ、前回紹介したカスタード)

これは思い出深いデザートですね。僕は結構好きです。

 

 

ちなみにデザート編の写真ですけどこれしかないです。すみません。

ですが残り2つは写真がなくても伝わると思うのでそんなに困ることはないでしょう。No hay problema.

 

 

残り2つは↓の通りです。

 

Heládo(エラド、アイスのことです)

Café(カフェー、エスプレッソコーヒーのことです)

Heládoはたしか味が選べた気がします。が、どういう味があったか、それをスペイン語では何というのかは完全に忘れました。すみません。

でも分からないままとりあえず言われた事をオウム返ししてみて、何が出てくるか楽しみにするのもアリなんじゃあないですかね。結構楽しいですよそういうのも。

 

コーヒーの頼み方

ちなみにスペインではコーヒーと言えば普通エスプレッソコーヒーの事を指します。滞在中普通のコーヒーを見たことはありませんでした。

コーヒーの頼み方としては

Café solo(カフェー ソロ、いわゆるブラック)

Café con leche(カフェー コン レチェ、ミルク入り)

Café con azúcar(カフェー コン アthカル、砂糖入り)

などがあります。

 

砂糖ミルク両方入れたい時は

Café con leche y azúcar(カフェー コン レチェ イ アthカル)

とか言っとけば通じるんじゃないですかね。知らんけど。

 

個人的には眠気を覚ましたい時、シャキッとしたい時はsoloで、リラックスしたい時はcon azúcarでよく飲んでました。

 

僕は大のコーヒー好きで(普通の)コーヒーを人一倍多く飲むため、最初はこのコーヒーと言えばエスプレッソの習慣には戸惑いましたが、次第に慣れていつしかエスプレッソじゃないとコーヒーを飲んだ気がしなくなるまでになりました。お陰様で帰国してから毎日エスプレッソが飲みたくて仕方がないといった有様です。

 

 

次回はmamma luna以外の店で食べたスペイン料理について紹介して行こうと思います。

 

¡Chao, hasta luego!